高齢者家事代行における注意点③
お疲れ様です。
今日は1月7日、人日の節句、七草がゆですね。
お休みが長かった会社さんも週明けから本格稼働でしょうか。
さて今日は昨日の続き、「高齢者家事代行における注意点③」とりわけ「実際の家事代行の現場における注意点」をご紹介したいと思います。
🔶ピンポン(呼び鈴)を押してもすぐ出てこない
担当している現場の家事代行スタッフは承知の事ですが、初めてのスタッフは戸惑うようです。
ピンポンを押しても出てこない。
・耳が遠い
この場合は聞こえていないわけですから、何度か押す、それでも反応がなければご近所に迷惑のかからない範囲でドアをたたく、それでもだめなら電話する、かです。
・聞こえてるけどすぐ反応できない
お年を召すとどうしても動作が遅くなります。私だって若いときに比べれば遅いです。
この場合は一応ピンポンは聞こえているので待つしかありませんが、それが聞こえてないのか、聞こえてるのかはこちらでは分かりませんからね。
どうしても出てこない場合はお子様に連絡して、お子様から電話をかけてもらうという:方法もあります。
お子様の番号は電話帳に登録してあるので連絡がつきやすい傾向にあります。
それでもダメな場合。家の中で倒れている可能性もゼロではありません。
お子様がこれる距離なら来ていただきドアを開けてもらう、それでもだめなら、まだアシストでは経験がありませんが最後の手段、借家なら大家さんに話してドアをあけてもらう、そうでない場合は親族の方同意のうえで警察を呼んであけてもらう、でしょうか。
尚こういう事が繰り返しある場合、在宅ではありますが合鍵をお預かりするという方法もあります。
もしくは、私の両親の時そうでしたが、暗証番号で開けられるキーボックスを設置してもらい、そこに鍵を入れておいてもらうとかですね。
後者が一番すんなりいく気がします。
因みに、なかなか出てこれなかったことをなじったりしては絶対なりません。
🔶話をするときはゆっくりと明瞭な声で。
これは打ち合わせ時の注意事項としても書きました。
同様の事です。
🔶スタッフに対する指示事項があいまい、もしくは周辺の事から話し始める。
家事代行定期コースの場合はたいていいつもと同じことをしますが、たまに別の事をして欲しくて指示が入ることがあります。
もしくは家事代行スポットコースの場合ですね。
「窓ふきをして欲しい」などと単純明快に指示が来ることはまずありません。
あ、高齢者の方や親族の方は気を悪くされないでくださいね。それはほかの事も同じです。
あまりここで回りくどく書くわけにも参りませんのでこういう表現になります。
で、本題ですが、「窓ふきをして欲しい」という結論から始まるのではなく極端に言えば「主人が生きていたころは~」なんて思い出話から始まったりします。
最初は「何の話をしているのだろう?」から「ああ、掃除の指示がしたいんだ」と段々理解できるようになりますがここで話を遮ったり急かしてはだめです。
おばあちゃんおじいちゃんには周辺の事を話すことに意義があるので、聞いてあげなければなりません。
因みに・・・弊社のスタッフやこれから家事代行スタッフになろうとする人がこれらの事を読むと
「なんて大変なんだ」
と思われるかもしれませんが、あくまで極端な例を例示しています。
でも、極端な事例ではありますが程度の差こそあれ、これらの事は根本的な事です。
おっと、1200文字を超えました。
続きはまた明日以降に。
またここでお会いしましょう。
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