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高齢者家事代行における注意点⑤

お疲れ様です。
今日は成人の日ですね。
あちらこちらで「晴れ着姿を見かけました。

では今日も続きです。
「高齢者家事代行における注意点⑤」
です。

🔶高齢者はお話が好き
打ち合わせの注意点の時も書きましたが、高齢者はとにかくお話が好き、というか聞いて欲しいんでしょうね。
私は打ち合わせの時くらいしかお相手しないのですが、担当スタッフさんは毎回です。

家事代行メニューの中に
「お話相手」
というメニューが明確にあるので、そういう時は、まあ仕事です。
問題はそうでない場合。

勿論、事前の打ち合わせ・顔合わせで
「母はとにかく話が好きなので・・・」
みたいなことは言われますが、あくまでメインが掃除やお料理の場合でも、場合によっては最初から最後までずっとお話をされるときがあるようです。

勿論、ずっと手を休めてお話相手になっていると肝心の家事が出来ませんから、手を動かしながらお話をするしかありません。
この辺りは慣れてくると何とかなるといっていましたが、終わった後、もしくはもう終わろうかというときに延々とお話が続き、30分、時には1時間くらいオーバーすることも決して珍しくは無いようです。

スタッフも、最初は私には言ってきません。
まあ、たまに行ってくるスタッフもいますけど。

殆どのスタッフはサービスが始まって数か月後に
「実は○○さんのお宅はお話が・・・」
と相談が来て私の知るところになるのです。

この時の対応というか私の指示は・・・
難しいですね。

私のように割り切ってタイミングよく話を切り上げることは、ほとんどのスタッフは出来ないのです。
出来ることは、娘さんなり息子様に事情を話して延長料金を頂くよう話すくらいです。

延長料金を頂く=スタッフの給料に反映する、と言う事ですから。
これもしかしスタッフによっては
「その話はまだしないでください。もう少し様子を見ますので」
と固辞されることもしばしばです。

まあこの辺りはスタッフーお子様ーお客様(高齢者)と相談して進めるしかないですね。

🔶高齢者ご本人とお子様で指示が変わる。
これは結構あります。
掃除の仕方だったり、お料理の味付けやだしの取り方だったり。

お子様が別居、つまりお父様お母さまのためにやっている家事代行なら話は簡単です。
やはりご本人(お父様お母さま)の望むようにやるしかないからです。
と言っても、料金支払いをお子様がされている場合、お父様お母さまのご要望通りにすることによって家事代行の時間が長くなるようでは料金支払者であるお子様のご負担が増えるので、この場合はそれほど簡単ではありませんけど。

それでも、大きく困るようなことにはならないです。

問題は、お子様がご同居の場合です。
この場合は「高齢者のための家事代行」というよりは、世帯家庭の家事代行で「たまたま」高齢者も同居されいる、というパターンなので、それこそ味付けなどはお孫さん優先でやって欲しいのにそうはならない、というパターンになります。

この場合は、依頼者ー料金支払者として中心的存在であるお子様ご家族の望むような家事代行をしなければいけないのですが、スタッフからすると

「そうなんでしょうけど、日々お母さまから小言を言われるのは私なんです」
と言う事になるのです。

過去にも、数例ありました。

どうしたかな・・・

結局すぐには結論は出せずに、お子様からお母さまなどに時間をかけて話をしてもらい、なだらかに、ちょっと悪い言い方をするとなし崩し的に着地点に持って行った、ような感じになりました。
このケース自体数例しかなかったのですがこういうケースはそう長くは続かなかった記憶があります。

ちょっと歯切れが悪い感じですが今日はこんなところで。

またここでお会いしましょう。

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