家事代行ベテランスタッフのある1日
お疲れ様です。今日は2026年2月4日、水曜日。暦の上では立春です。節分の豆まきで鬼を追い払った翌日、新しい季節の幕開けの日ですね。私たち家事代行スタッフにとっては、お客様のお家を「新しいスタート」にふさわしい状態にする、特別な意味を持つ1日でもあります。私はもう15年目になるベテラン(自称)で、主に名古屋市内と近郊の定期のお客様を担当しています。今日は朝イチの9時から、いつものM様宅へ。M様は共働きで小学生のお子さんが2人いるご家庭で、週2回の3時間コースをもう4年近く続けてくださっています。
立春の朝、玄関を開けた瞬間
インターホンを押すと、奥様が笑顔で迎えてくれます。「Aさん、おはようございます! 今日立春ですよね〜、今年こそ春らしくスッキリしたいです!」と。もうこの一言で、私のスイッチが入ります。玄関に入ると、まず目に入るのは下駄箱の上に積み重なった郵便物と、子どもたちのランドセルカバー。冬の間、インフルエンザや花粉の影響で外遊びが減って、家の中が生活感でいっぱいになっているのがよくわかります。立春という言葉を聞くと、つい「ここからリセット!」という気持ちになりますね。今日のオーダー内容は以下の通りです。
キッチン全体(コンロ五徳分解洗浄、シンク・排水溝、冷蔵庫外側+扉ポケット)
浴室(天井・壁・床・エプロン内、カビ取り徹底)
洗面所&トイレ(水垢・尿石除去、換気扇掃除)
リビング・ダイニングの床拭き+家具周り拭き掃除
洗濯物2回分(乾燥機→たたみ→収納)
プラスαで、玄関・廊下の拭き掃除と、溜まった段ボールの簡単整理
3時間ではかなりタイトですが、M様とは長い付き合いなので、優先順位の付け方もわかっています。まずは水回りを集中攻撃。これが終われば、お客様の「気持ちいい!」が一番早く実感できるからです。
水回りから始める理由
冬の終わりは、どうしても水回りの汚れが目立ちます。浴室のピンクカビ、キッチンの油汚れ、排水溝のヌメリ…。これらを放置すると、春になって窓を開けたときに「なんか臭う…」となってしまいます。立春のタイミングでこそ、こうした「見えない汚れ」をリセットするのが、私たちスタッフのこだわりです。今日の浴室は、予想通りエプロン内部がかなり黒ずんでいました。専用ブラシとカビ取り剤を駆使して30分以上かけ、ようやくピカピカに。終わった瞬間に奥様が覗きに来て「うわぁ、こんなに白かったんだ…!」と感動してくださったのが嬉しかったです。キッチンでは、コンロ五徳を外してつけ置き。つけ置き中にシンクと排水口を磨き、冷蔵庫の扉ポケットも拭き上げます。冷蔵庫の中はオーダー外ですが、扉を開けたときに「なんかベタベタしてるな…」と思われないよう、外側と取っ手は必ず念入りに。
立春ならではの「小さな気遣い」
今日は立春ということで、ちょっとした演出を。掃除の最後に、玄関に置いてあった小さな花瓶に、100均で買っておいた水仙のミニブーケを活けてみました(もちろんお客様の了承済み)。「春が来た〜!」という一言を添えて。奥様が「わぁ、なんか一気に春っぽくなった!」と喜んでくださって、私まで幸せな気分になりました。実はこういう小さな「春を感じる仕掛け」を入れると、お客様のテンションが上がるんです。節分で鬼のお面が残っていたら片付けたり、窓を開けて空気を入れ替えたり。ほんの少しの工夫で、「新しい季節が始まった」という実感が強くなるんですよね。
家事代行スタッフとして思うこと
私たちがお伺いするのは、決して「完璧な家」ばかりではありません。むしろ、子育て真っ最中のお宅、介護と両立しているご家庭、お仕事が忙しくて手が回らないご夫婦…そんな「今は家事が後回しになってしまう」瞬間を、一緒に乗り越えるお手伝いをしているんだなと実感します。立春のように、1年の中で何度も「リセット」のタイミングは訪れます。でも毎回自分で全部やるのは大変。だからこそ、私たちのような存在がいる意味があると思っています。3時間で劇的に変わるわけではないけれど、「帰ってきたらちょっと気持ちいい」「子どもが自分で片付け始めた」「夫が『きれいになったね』って言ってくれた」…そんな小さな変化の積み重ねが、お客様の毎日の笑顔につながっている。それが私の一番のやりがいです。今日もM様宅を後にする時、「Aさんのおかげで春が来た感じがします。また来週もよろしくです!」と言っていただけました。寒い2月だけど、心はもう春。次の訪問まで、お客様のお家が心地よく保てますように。家事代行スタッフとして、これからも「立春のような新しい風」を、一軒一軒のお宅に届けていきたいと思います。
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