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家事代行サービスとステークホルダーの関係

家事代行サービスとステークホルダーの関係

お疲れ様です。

今日は何やら難しそうな題名です。

企業法務や総務など会社の管理部門にいると結構使う言葉ですが、一般的にはあまりなじみがないかもしれませんね。

ステークホルダーとは、日本語で言うと「利害関係人」の事です。

まだ分かりにくいですね。

簡単に言うと

「お客様や従業員と言った直接お金が流れる関係以外で、会社経営に影響を与えるもの」です。

ネットでググるとすぐ出てきます。

具体的には

  • お客様
  • 取引先
  • 従業員
  • 株主
  • 地域社会(周辺住民)
  • 行政機関
  • 金融機関
  • 各種団体
  • 政府

という事になります。

昔は先ほど書いたような「お金の流れのある」人達だけ気にしていればいいという風潮がありました。

しかし、飲食店やコンビニ・ス-パーと言った直接来客のあるところなどでは、お客様以外でも周辺住民の評判が大事です。具体的には、店の周りの道路が大渋滞すると大変迷惑がかかります。

工場のある製造業でも地域住民は大事です。

騒音、環境汚染などの公害問題ですね。

お客でなくても、学校、幼稚園、保育園なども、騒音や路駐問題があるとやられます。

これらは日常的な事務の問題ですが、ステークホルダーと言う言葉が一番使われだしたのは「株主」との関係でしょう。
あ、長くなるので今日は株主の事は書きません。

「家事代行サービスにおけるステークホルダー」という事になりますとまたちょっと変わってきます。

まず、今のところ家事代行サービス専門業者で株式を上場している会社はありません。

ベアーズが準備しているようですがまだ具体的には聞いていません。
なので今回は「株主」は省きます。

なので、私の主観が入りますが、家事代行サービス、とりわけ家事代行アシストにおけるステークホルダーは下記のとおりです。

①お客様
②スタッフ
③取引先(求人関係、印刷会社、事務用品や掃除道具を購入する会社)
④顧問税理士
⑤銀行など
⑥役所(税務署、労働基準監督署、年金事務所、職業安定所)
⑦大家さんや管理会社

これらは主なところであり、直接関係してきます。
これらは特に説明は不要でしょう。

上記以外で利害に関係してくる人たちを挙げますと

①お客様の家族(お母様、配偶者、お子様など)
②スタッフの家族(配偶者、親など)
③テレビ局などのメディア
④帝国データバンクなどの調査機関
⑤入居しているビルの隣の会社

ここは少し説明が必要ですね。
特に①②⑤
①お客様の親族(お母様、配偶者、お子様など)
☞狭義には、「契約者」は契約書があればその名義人、無ければいつもお金を振り込んでくる人、という事になります。

しかし、ご主人が契約者でも最初のお問い合わせや日常的な付き合いは奥様と言うところが少なくありません。
むしろその方が多いです。

なので、当然指示も奥様から出ますし、掃除後の確認も奥様にしていただく事になります。

まあでもこれは分かりやすいです。

ややこしいのは「ご夫婦から依頼があったけど、普段接するのは同居のお母様」などの場合です。

契約者の要望と、お母様の要望が大きく食い違う事が、結構あるのです。

掃除のやりかたや料理の味付けなど・・・・

基本は、ご依頼人であるご主人なり、奥様の意見を通したいところですが、そう簡単にはいきません。

家庭内でお母様が大きな存在であったり、そうでなくても「スタッフが日常的に話をするのはお母様」だったりするからです。

スタッフにしてみれば、私から「契約者は息子さんなので、息子さんの意見を通せばいい」などと言われても
「でもお母様から文句などを言われるのは私なんですけど」という事になります。

実はこれに対する明確な回答がある訳ではないのです。

とりあえず「間をとって」「中庸で行って」「うまくやる」しかないのですね。

まあ、そこまで決定的に意見がくい違う事は稀なんですが。
でもあるにはありました。

次に②スタッフの家族(配偶者、親など)です。
これは圧倒的にご主人の場合が多いです。

本採用前の段階で、面接は順調にいって、スタッフ(候補)も乗り気。
でも翌日メールが来て
「旦那に反対された」
というパターンです。

わずかながらですが「家政婦」と言うものを誤解している節があります。

あとは、採用後「主人からもっと仕事を減らして家の事をやれ」とか「そのお客はやめておけって言われました」とかです。

私にしてみれば「立派な大人なんだからご主人の話なんか聞かないでも」などと「少しだけ」思ったりもしますが、やはりそういう訳にはいかないんでしょうね。

このケースはまだ分かるにしてもかつて一度だけ「単なる知人」がしゃしゃり出てきたことがあります。

面接者が、家事代行の会社で働くにあたってお友達に意見を聞くというレベルの話ではないのです。因みにこれは結構良くあります。そこは女性特有なんでしょうか。
「友達から『あんたによその家庭の家事は無理よ』って言われた」なんてことは結構あります。

その場合でも採用に影響したりしなかったりで、まあいいのですが、「単なる知人がしゃしゃり出てくる」ケースはこうです。
一度辞めたスタッフで、どうしても復帰したいと。あまり細かくは言えませんが少々問題があったので(盗難癖とかではありません)書面まで交わしたのです。そのスタッフ納得したうえで。
でも少したって、再度「辞めたい」と。

普段なら「去る者追わず」で引くのですが、この時はそれが出来ない事情がありました。
そのスタッフ自ら望んでサインした雇用契約書を見せながら説得と言うかお説教をしたんですけど、そこで「知人」が電話に出てきたんです。

まあよく覚えてないと言いますか思い出したくないのでアレですが「ギャオンギャオン」言ってました。

さすがにこれまで「ステークホルダー」にいれなくていいと思うのですが、家事代行サービスをしているとごく稀にこういう人が絡んできますので要注意です。

後半は殆ど愚痴の様になってしまいました。

この様に家事代行サービスの会社には様々なステークホルダーが存在します。

会社経営にも少なからず影響を与えています。

如何でしたでしょうか。

またここでお会いしましょう。

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