家事代行サービスの歴史と世界の状況
お疲れ様です。
ついに書くことが無くなったか・・・と思わせるタイトルですが
決してそういう訳ではありません
実のところ、「家事代行サービス」と言う言葉がいつ使われ始めたかは定かではありません
家事代行サービスの先駆けと言われている「ミニメイドサービス」さんがサービスを始めたのが昭和58年(1983年)ですから、とりあえず約40年前、としてもいいかと思います。
それ以前、または少しの間は「家政婦」という呼び方が一般的でした。
家事代行サービスと家政婦の違いは過去ブログ「家事代行と類似の業種」をご覧ください。
これまた歴史は定かではありませんが、東京に「共同婦人会(派出婦会)」に出来たのが1918年と言われています。
当初は「派出婦」と言う呼称だったのです。
さらに遡ると「下〇(〇は女)」「女〇(〇は中)」と言う職業までたどることができます。
「〇」で隠したのは差別用語だからです。
これらは近世(安土桃山時代から江戸時代)まで遡ることになります。
決して下賤な言葉という訳ではなく、料理、掃除、裁縫、生け花、お茶などの「女性のたしなみ」を身につける場だったようです。
因みにほかの呼称としては「家庭内労働者」「家事使用人」「メイド」「ハウスキーパー」等があります。
「主夫」、つまり男性としての扱いがされるようになったのはごく最近ですね。
これは男女平等が当たり前になってきたことの他に「男女雇用機会均等法」の影響が大きいです。
求人をかける時も「主婦の方歓迎!」と書くと原稿の段階ではじかれることが殆どです。
「主婦の方が多く活躍されています」はOKだったりNGだったり。求人会社によって変わります。
そんな家事代行サービス、アシストが創業した13年前はまだ一部の人からは「何それ?」と言われたものでした。
少し意識の高い人は知っていたようでしたが。
中には「火事?」なんて人もいましたね。
私は単純に「まあ、家政婦さんの仕事を会社でやってるんです」と説明してました。それが一番手っ取り早かったです。
概ね、浸透し始めてきたのはここ5~6年だと思います。それでも未だに、特に若い学生さんなんかだとまだピンと来ない人もいます。
そんな家事代行、と言うか家政婦さん、世界的にはどうでしょう。
イギリスのヴィクトリア王朝時代に「家事使用人」という扱いが始まった、と言うのが私が調べる限り一番古いです。
「メイド」「ハウスメイド」「ハウスキーパー」なんて呼称だったようですね。
ヴィクトリア王朝時代というと19世紀後半ですからそんなに古くないですね。
もっと遡る事が出来るはずです。
あと調べると香港、中国、台湾、シンガポールなどが出てきます。全てアジアです。
ベアーズの高橋社長夫妻が家事代行サービスを始めたのは、香港で実際に自ら家政婦さんに助けられて感動したのがきっかけ、と言うのは家事代行業界では有名なエピソードです。
他にはサウジアラビア、クウェート。中東ですね。
詳しい歴史はほとんど出てきません。ただ、意外と古くないようです。
そう考えると日本の方が歴史は古そうですね。安土桃山時代というと1500年後半から1600年ですから。もっとも、我が国の事なのでまだここまでわかるからで、それぞれの国ではもう少し実態が分かっているのかもしれません。
あ、フィリピンがありませんね。いま「外国人家政婦」というと「フィリピン」が一般的だからです。
フィリピンにおいてハウスキーパーとは非常に尊重される職業で、世界的にも大変評価が高いらしいです。
さて
少しまとまりがないと言いますか、特に結論のないブログになってしまいましたが、家事代行サービスや家政婦の歴史をまとめて書いた記事は多分他にはないと思いますので。
今日はこの辺で。
またここでお会いしましょう。
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